ダンススクールCORE

「こっち来て」「ちょっと待ってて」
「これこうして」
普通に子供にかける言葉

彼らにはそれをしてもらうだけで
大変な体力と気力を要する場合がある


取り上げて大人がやってしまったほうが
どれだけ楽か・・・

でも、ちゃんと自分でやってもらう
それが大事

社会というものが
健常者基本で作り上げられている現状では
（とくに、シマなど・・）

そこに少しでも対応していけるように
彼らを誘導してあげなければ

でも、頑張ってもがんばっても
生まれもった個性はすぐに結果は出せない

親も必死、子供も必死
日々が「がんばり」の中



今日キッズダンスフェスタ

のぞみ園のデイサービスキッズ
始めて舞台に立つ

雨の中現地に来るまでが大変
待ってる間も大変

すぐに行方不明になっちゃう子

たくさんの人の中で怖くなってしまった子

もう何にもしたくなくなってしまった子

なだめて、なだめて
出演時間を待つ

でも、なんとなく楽しみを待っているのも伝わる
保護者もドキドキ
本人もドキドキ

始まってしまったら
あっという間に出番が来た

舞台に上がる
車椅子をおりて、膝立ちで踊る


・・・きっと
目の前に自分たちを見ている
たくさんのお客さんを初めて見た

手をたたいて、笑顔で応援してくれている
お母さん、お父さんを見た

たった数十秒の出演時間
舞台から降り次を待つ

メンバー紹介
再び舞台に立つ
名前を呼ばれる
「はい」
手を挙げて返事をする

終わって舞台を降りた

嬉しくて、なんかドキドキとまらなくて
泣いてしまった子がいた

お母さんが抱きしめて
親子で泣いてた

「よくやったね、よくできたね」


「右向いて、カウント４、そこ止まって、はいターン」
そんなことできなくたって

たくさんの人の前
ちゃんと自分を見せられた
「私はここにいるよ！」

痛いんじゃないかって
心配になるくらい
膝でジャンプした

車椅子、お母さんに手をつかんでもらって
みんなと並んだ

そして、全てのプログラムが終わるまでそこにいた
拍手を送った
六調も踊った


今日

あなたたちの心の中に
何か少し
輝くものが生まれたなら

もう、それだけで最高です

マコトくん
ほんとに無事で良かった

あなたはみんなに勇気をくれた

あなたの存在は必要

ダンス、めちゃカッコよかったよ！

素敵な大人になってね